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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

伝説の営業マネージャー、部長をボコボコにする!!

今日の話は、私が入社5年目(1988年)の頃の話です。

勝手なアメリカアメリカ出張から帰国後、一応、簡単な「出張報告書」を書き、常務に提出しました。

上司のN部長波平にも提出したつもりだったのですが、「出張報告書」の内容が簡単すぎたのか?

どうもご機嫌が悪い怒

N部長波平:「武谷(たけや)君、ちゃんと出張の報告をしてくれよ怒!!」

私:「えー、もう報告書は出しましたよね?」

N部長波平:「もっとちゃんと報告してくれよ!!

     そもそも、上司の僕の承認も無く勝手に行ってきたんだから怒!!」

私:「えー、全社マネージャー会議で、『アメリカアメリカに行ってきます!!』と宣言したでしょう?

   誰も文句言わなかったじゃないですか?」

N部長波平:「そういう簡単な話じゃないんだよ怒!!

     だいたいね、君は会社と言うものをわかってないよ怒!!

     ちゃんと上司や役員に書面で決済を得た上で、はじめて出張できるんだよ怒!!

     君には、承認を得る義務と、上司に出張報告をする義務があるんだよ怒!!」

私:「常務にもNさん波平にも、報告書は出しました怒!!

   そんなの時間をかけて書いている暇があったら、もっとお金になる仕事しますよ怒!!

   報告書の内容でわからない点があったら、個別に説明しますから質問してください。」

N部長波平:「全くこの会社の社員教育はどうなっているんだ怒!!

     常務にも君の事は言っておくぞ怒!!」

私:「はい。どうぞぬけさく。」

N部長波平は、一橋大学卒で財閥系企業の国際畑出身。頭が良くて、大変柔軟なところがあり、

さすがと思う事もありますが、今回のように、上下関係とかヒエラルキーとかにこだわるんですよ。

細かい事でも報告しないと機嫌が悪くなるんです。

簡単に言うと小者緑ちゃんです。

そこで、今日の本題ですが、同じセクションにHさんと言う大先輩のマネージャーが居たんです。

リクルートの求人広告系一筋で、伝説的な営業マン星でした。

最後は、営業所長をやっていたのですが、リクルートの採用支援事業も利益重視お金で、お客様の

細かいニーズに応えにくくなっていました。

「とにかく、儲かるメイン商品(当時のリクルートブック)を売りまくれチカラコブ!! 

そんな個別の企業の会社案内、入社案内のような企画モノは原価率が高いので売るな!!」

こんな営業方針が、当時の専務で事業部長(後の鬼社長節分の河野栄子さん)あたりから出ていたんでしょう。

Hさん:「昔はさー、いろいろ自由に企画モノも提案できて、お客さんも喜んでくれたし、

     おもしろかったけどなー。最近は、利益利益お金でおもしろくなくてさー。

     そんな事もあって、俺は辞めることにしたよ。」

男気があり、義理人情に厚く、お客さんを大事にする人ですから、利益優先お金でお客さんの様々な

要望に応えられない事に対して、息苦しさを感じていたんでしょう。

普通のサラリーマンは、それでも会社を辞めませんが、辞めるところがHさんの魅力星です。

当時のリクルート人材センター(現リクルートエージェント)としては、

「優秀なH君を、辞めさせるのはもったいない。

 リクルート人材センターは小さくてグループの中では注目されていないけど、

 その分、自由度は高い社風を維持しているので、何とかこっちで活躍してもらえないかなーぬけさく?」

という色気があって、Hさんにお越しいただいたと思うのです。

しかし、Hさんの基本的な考えは変わらず、近い将来、独立される方向で歩き出されたのですテクテク

Hさん:「どうなるかわかんねーけどな。俺も拾ってくれたリクルート人材センターには恩義があるし、

     ここでプレイヤーとして業績を上げながら矢印、自分の身の振

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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