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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

最年少キャリアアドバイザー誕生!! 激闘編①

近い将来、書かせていただきますが、私が新規開拓して、わずか1年で年間1億円を越える

トップクライアントになったS社様という会社があります。

一部上場企業の戦略子会社なのですが、お客様と組織図をベースにご相談させていただき、

30名だった会社が500名を越える立派な会社になった成功事例があります。

今日は、このS社に対するサービスを発端に、私が入社5年目に、

最年少キャリアアドバイザーになった経緯を書かせていただきます。

S社は住宅販売会社だったのですが、中途採用がうまく行かずご苦労されていました困

住宅営業と住宅設計、施工管理という、不人気職種でした。

当時は、ビーイングのカラーページに何千万円もかけて掲載し、応募はわずか数名、

採用は良くて1回当たり1名というような惨憺たる状況でした涙!

そんな折、私が訪問させていただき、人材紹介サービスの大型パッケージ企画を

ご提案させていただきました。

鬼マネージャーSさん節分、天才営業マネージャーNさんぬけさく、常務のIさん、営業部長のHさん、

当時の年輩キャリアアドバイザー波平の方々の協力もあり、この人材紹介サービスの

パッケージ企画がうまく機能し、100名以上の人材採用を成功に導く事ができましたキャー

ただ、何より大きかったのは、S社の社長、取締役総務部長、総務課長、現場の管理職の方々などの

採用に対する真剣な取り組みとご協力でした。

S社の社長と初めてお会いした時に、言われたことを今も忘れません。

社長:「おー、君たちがいろいろ骨を折ってくれているらしいな。

    会社の立ち上げは、お金と人だ。

    人の採用にはお金がかかる。

    腹をくくって、お金も手間もかけないと、何も始まらない。

    その代わり、よろしく頼むぞかお。」

S社長の実家は、誰もが知っている大きなお漬物メーカーです。

幼少の頃から、お父様に生きた経営学を叩き込まれたそうです。

大変厳しくも優しい社長でした。

さあ、どんどんお取引が拡大したのは良いのですが、バブル期になって人材不足が

深刻になってきました。

ただでさえ不人気職種の住宅営業、設計、施工管理は、建設業界の好景気の影響で

益々人材が枯渇してきましたase

社長:「お金は何千万円も払ったのに、最近はパッとしないじゃないか怒!!

    お前は詐欺師か怒!!」

私:「いえ、それは誤解ですえ゛!!! 御社を最優先して取り組ませていただいております。

   しかし、好景気の影響で、御社にとっての採用環境が厳しくなってきましたase。」

社長:「そんな事を今更言われても理由にならん怒

    お金も払ったし、うちとしても最善の努力はしとるんだから、お前もプロとして

    責任を果たせ怒怒!!」

私:「わかりました。言い訳はやめて、新しい提案を考えますase。」

実際はもっと激しく、バカだの、詐欺師だの、ウソつきだの、2時間ぐらい罵倒されましたウキャー!

しかし、その後、社長は、

「おい、ちょっと飯でも食いに行くぞ。」

とおっしゃって、ディナーをご馳走になりました食事

社長:「さっきはボロクソに言ったが、頼れるのは、お前のところだけなんだから、

    何とか助けてくれ。しっかり頼むぞかお。」

と、暖かく激励されました。

よし、とにかく新しい提案をして、苦しい局面を打開しなければチカラコブ

そこで考えたのが、下記のような提案でした。

私:「当社の登録者募集費用を、御社にご負担していただきたい。

   そうしていただければ、登録された方を優先的に御社にご紹介します。

   次回のビーイングで、住宅・不動産業界特集が組まれます。

   そのビーイング内の当社の登録者募集広告の費用を、御社にご負担いただきたい。

   そうしていただければ、キャリアアドバイザー全員波平に、御社を最優先でご紹介するように

   号令をかけますチカラコブ!!」

総務部長・課長:「うーん。確かに今までに無い提案だけど、本当にお宅のキャリアアドバイザー全員波平

           当社を優先的に紹介してくれますかはてな? 

           過去の実績では、協力的な人も居るが、そうでない人波平もいるよね?」

私:「大丈夫です。今回は、事業部長の常務から直々に号令をかけて
もらいますかお!!」

総務部長・課長:「まあ、座して何もしないより、トライしてみるか?」

私:「ありがとうございます。全社の力を結集して成果を出しますチカラコブ!!」

全く前例の無い企画ですが、S社には、既に過去に事例がある提案は出し尽くしていました。

S社にとっても、私にとっても大きなギャンブルでした。

そして、いよいよ 「ビーイングの住宅・不動産業界特集」の号が発売されました。

そこで集まった転職希望の方々は、約80名でした。

まずまずの効果です。

それから、その80名の方々のリストを、当時、新橋本社の年輩のキャリアアドバイザー10名波平波平

配布しました。

迅速にフォローしていただき、早く面談に呼び込んで、S社にご紹介するように依頼しました。

しかし、その後、3日経ち、5日経ち、1週間経ちましたが、全く新たな人材のご紹介が出て来ません。

10日経って、私の我慢の限界が来ました。

新橋の年輩キャリアアドバイザー波平一人一人に個別にフォロー状況を聞いて回って、あぜんとしましたえ゛!

こんな答が返って来たのです。

Aさん波平:「1回電話したけど、奥さんが出たのでそのままだよはっ。」

Bさん波平:「我々は、来社されるお客様の対応だけで精一杯だよ横目。」

Cさん波平:「そんな薄い情報だけでは、フォローできないよ横目。」

私:「そんなのは当り前でしょう怒!! 昼間に電話しても、ご本人が居るわけないでしょう怒!!」

  「精一杯!! 一体、貴方たちは何時まで働いてますか怒!! 

  6時には帰ってしまうじゃないですか怒怒!!」

  「薄い情報から手繰り寄せて、面談して、キャリアシートを書いていただくのが、貴方たちの

  仕事でしょう怒!! そんな人が来るのを待っているだけなら、誰でもできますよ怒!!」

もう完全に頭に来た怒!!

この会社は終わりだ怒!!

我々の営業部隊と、キャリアアドバイザー部隊波平波平の動き、指示命令系統、サービスマインド、

全てがバラバラだ怒怒怒!!

もうこんなキャリアアドバイザー波平に頼んでいる時間は無い。

俺が自分でやるしかない炎炎!!

*20年前は、こんな情けない状況(社内体制)だったんですよ苦笑

当時の上層部は、

「若手社員が、年輩キャリアアドバイザー波平の仕事の領域を侵害してはならない。」

などと言っていましたからね。

「営業マンは、登録者のキャリアシートも閲覧してはいけない。」

と言うキャリアアドバイザー波平も居ました。

この後、その聖域と言うか領域を、私が侵害戦いして、とんでもない事になります炎炎炎

その事に関しては、明日、書きます。

合掌。

※弊社HP↓。

http://www.agent-shokai.jp/

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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