「危ないアポ取りトーク」 の話で恐縮です。
でもね、嫌な仕事ほど、みんなで楽しんでやらないと続かないでしょう?
楽しむためには、そして何よりも、できるだけ偉い人にアポイントを取るためには、
それなりの工夫が必要ですよね。
でも、私たちの場合は、結局は「リクルート」と言う社名・看板のおかげで、
アポを取り易かったと思いますので、その辺は大いに差し引いて考えないといけないと
思っております。
さて、今日の「危ないアポ取りトーク」の話を書かせていただきます。
これを発明したのは、中途入社のS君だったかな?
証券会社の営業でもまれていたので、おもしろい営業をやっていましたね。
今は独立して、損害保険の代理店をやっていると思います。
こんな感じのトークです。
S君:「いつもお世話になっております。リクルート人材銀行、新橋支店のSです。
社長、お願いします。」
*文字の大きさが声の大きさを現しています。
受付さん:「お世話になっております。済みませんが、御社名をもう一度お願いします。」
S君:「はい。リクルート人材銀行、新橋支店のSです。
人材の融資のお話で、社長、お願いします。」
受付さん:「銀行の方ですね。失礼しました。少々お待ちください。」
社長:「はい、はい。 どこの銀行さんですか?」
S君:「はい。リクルート人材銀行、新橋支店のSです。
人材の融資のお話です。」
社長:「なんだって」
S君:「はい。私どもは、人材銀行、転職を考えている方々が何万人も
登録されています。」
社長:「それでどうなんの」
S君:「はい。お申し込みいただければ、御社に
ピッタリの人材を目の前まで
お連れします。」
社長:「それで具体的にどうすればいいの」
S君:「はい。その辺の重要なご説明がありますので、
今日の3時に伺います。」
社長:「ちょっと待って、 今日の3時は来客があって駄目だよ。」
S君:「それでは、4時に伺います。」
社長:「4時? うーん、ちょっと待たせるかもしれんよ。」
こんな感じで、アポイントが取れました。
銀行になりすまして、融資の話で社長に電話をつないでもらうとは、
金融業界出身者ならではのトークですね。
実際には、もっと過激でおもしろいのですが、ちょっと危な過ぎるので
この辺にしておきましょう。
受付さんは、電話をシャットアウトするのが仕事。
「銀行?」「融資?」とか言うと、 「これは社長につながないと怒られるかも?」と
思っていただきつないでくれます。
世の中の社長は忙しく気が短い。
トークは単刀直入にインパクトある言葉で。
あとは、こちらが時間を決める。
「いつがご都合よろしいですか?」などと言っていると、永久にアポイントは取れない。
合掌。
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