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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

クレームの嵐(その1:続編)

今日は、昨日のクレームの結末がどうなったか? を書きます。

数日後のことでした。

敏腕営業所長のKさんから電話がありました。

営業所長:「俺が先方の人事部長に謝罪して、何とかアポイントを取った。お前も来るか?」

私:「えー、そうですか? 出入り禁止になったのに、また行ってもいいんですか? 

   行きます。行きます。」

営業所長:「じゃあ、現地(先方の本社)に、明後日の午後4時に来い。」

私:「ありがとうございます。」

そして、その日が来ました。

私は、新橋駅からJRに乗って、お客様の本社がある恵比寿駅に向いました。

が、しかし!! 

京浜東北線に乗って品川で山手線に乗り換えるつもりが、目が覚めたら大森駅だったがーん!!

なにー!! これはやばい!!ひゃ~・・・

すぐにお客様の本社人事部に連絡を入れました。

「電車を間違え30分ほど遅れます!! 誠に誠に申し訳ございません。」

汗だくで現地に到着した時には、既に約束の時間を40分遅れ。走る

人事部長と営業所長のKさんが、話をしていました。

私:「大変遅くなりまして、誠に申し訳ございません!!」土下座

営業所長:「馬鹿者!! ええから、はよ座れ。」

人事部長:私の方は全く見ず、しらーと一言もなし。

その後、人事部長と営業所長との間では、なごやかな会話が続き、

私の存在はまるで透明人間のようでした。

それが30分以上続いたでしょうか? その後、営業所長の一言。

営業所長:「武谷(たけや)、申込書出せ。

       寛大な重役のおかげで、ご発注いただけるそうや。お礼せんか!!」

私:「あ、あ、ありがとうございます?」ええ!!

*当時は、多額の前金をもらって、更に成功報酬ももらうという今では考えられない殿様商売でした。

その後、取締役人事部長が、人事課長さんを呼んで一言。

人事部長:「これ、ハンコ押して来てくれ。」

人事部長:「おい、武谷(たけや)とか言ったな? 今後の細かい事は人事課長と進めてくれ。」

私:「はー、わかりました。ただ、今回の求人はお急ぎですか? 」

人事部長:「当り前だ。前にも言っただろう怒!! 

       就職情報(B-ing)に出しても採用できないから仕方なく頼むんだろう怒!!」

私:「そうですよね。それなら、一度うちの会社にお越しいただけませんか?」

人事部長:「なにー、なんで俺がお前の会社に行かないといけないんだ怒!!」

私:「それはー、それはですね、ase

   うちには登録者の方と直接会っているカウンセラー波平波平波平と言う者がおりまして、

   その者たちに、人事部長から直接、今回の求人に関するご説明をいただいた方が

   効果的だと思うんです。」

人事部長:「俺がそこまでしないといけないのか!! 高い金を払わせた上で怒!!」

私:「高いお金を払って採用できないよりましでしょう。御社のために言ってるんです。」

人事部長:「なにー!! あとは、人事課長とやれと言っただろう怒!!」

と言われて、人事部長は席を立たれました。

営業所長:「お前はアホかパカッ!! 

       折角、ご機嫌が良くなったところなのに、何を言い出すんだパカッ!!」

私:「済みません。でも、人事部長にお越しいただければ、私がカウンセラーに伝えるより遥かに効果的です。

   その方が早く確実に採用できます。」

営業所長:「そうとしても、今日この場で話すことやないで!! お前はめちゃくちゃやアホ。」

そこに人事課長がハンコを押した申込書を持って来られました。

私:「ありがとうございます。今後とも宜しくお願い致します。」ぬけさく

結局、それから2週間後、人事部長と人事課長が、ご来社されました。

人事部長は、私に対する態度とは180度変わりええ!!

数人のカウンセラー(当時、50代・60代の大手企業出身の役員や部長経験者集団)

に対して、低姿勢で丁寧に求人のご説明をされ、

誠になごやかな雰囲気で求人企業説明会は終了しました。

さすが取締役人事部長!! 伊達に出世していないぜ。

その後、間もなく順調に複数の登録者の方をご紹介でき

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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