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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「大東です:ザ・ハラスメント上司(前編)」

「大東です:ザ・ハラスメント上司(前編)」

本日のブログは、副社長の大東(だいとう)に書いてもらいます。

武谷 広人

こんにちは。大東利恵(だいとうりえ)です。

大東利恵コンサルタント情報(Linkedin)

本日は、私がブログを担当します。

どうぞよろしくお願いいたします。

2年前にご転職相談をいただいたAさん。

その時は 「 もう少し現職で頑張ります!」 と現職にとどまられたのですが、

先日ご連絡をいただき、久しぶりにお会いしました。

私:「お久しぶりです!昨年リーダーになられたそうですね。」

Aさん:「はい、でもリーダーは1年で降りまして、今年の1月からは1コンサルタントです。」

私:「そうなんですね。何かあったのですか?」

Aさん:「はい。リーダーと言っても管理職ではないため、メンバーの育成や相談には乗りますが、

    チーム方針などは上司のマネージャーが決めますし、権限はありません。」

私:「確かにそうですね。」

Aさん:「でも、私としては頑張らねばと思って、自分が先頭に立って業績を作ってきました。

    それに、マネージャーは複数のグループを兼務しているため、

    できる限り私がメンバーに時間を割いて、橋渡しをしてきたつもりです。」

私:「立派ですね。」

Aさん:「ただ、私は性格上、メンバーに対して強く接することが苦手で、

    どちらかというと、皆で意見を出し合い、協力し合いながら、

    グループとして業績を上げたいと思っていました。」

私:「なるほど。Aさんらしいですね。」

Aさん:「マネージャーは正反対で、とにかく圧力をかけて、仕事をやらせるタイプなんです。」

私:「これまで、そうやってうまくいってきたのでしょうね。」

Aさん:「でも、そのやり方が一概に悪いとは思っていません。

    それで基礎体力もつきますし、自分が思っている以上に成長できます。

    結果、お客様に貢献もできます。メンバーは疲れてはいますが。」

私:「確かにおっしゃる通りです。」

Aさん:「ただ、私にはリーダーは無理だと思ったのでしょう。

    徐々に私への対応が強くなりまして、昨年後半からは、

    何をやっても詰められるようになりました。

    うまくいったことについては、全く取り上げてもらえなくなったんです。」

私:「それは辛いですね。」

Aさん:「仕事で詰められるのは、我慢できます。

    頑張りが足りないからだと思いますし、もっと頑張ろうとも思います。

    ただ先日、頑張っていた糸が切れました。」

私:「どうされたんですか?」

Aさん:「今年のグループでの新年会での事です。

    19時半スタートだったのですが、マネージャーが仕事で遅れるという事でしたので、

    予定通りの時間にメンバーと私でスタートしました。」

私:「スタート時間が遅れると、お店にも迷惑がかかりますしね。」

Aさん:「マネージャーが1時間遅れて到着しました。

    その時は既に盛り上がっていましたし、

    マネージャーも席について食べたり飲んだりして、和やかな雰囲気で新年会は終了しました。」

私:「なんだか特に問題なさそうな。」

Aさん:「ところが次の日です。マネージャーに会議室に呼ばれました。

    マネージャーが 『俺が役員だったとしても、あんな態度なんだろうな』と言ったんです。」

私:「どういう意味ですか?」

Aさん:「私も最初は意味がわかりませんでした。

    よくよく聞いてみると、

    『 上司である自分が到着しても、あらためて皆で乾杯しようと誰も言わない。

    おそらくこれは、自分じゃなくて、役員だったとしても、乾杯しようとしないのだろう。

    これは、お前の教育が行き届いていないからだ。』 ということでした。」

私:「へー! それは驚きです。怖くなるほど権威主義ですね。」

Aさん:「その後1時間半、この話から派生して、私の教育がなっていないから、

    このような組織風土になったのだと、延々と指摘をされました。」

私:「1時間半もですか!ちょっと粘着質ですね。」

Aさん:「確かに、本来は私が 『マネージャーが到着したよ!皆で乾杯しよう!』 と言うべきでした。

    これは私に落ち度があります。」

私:「1時間遅れてきたマネージャーが、率先して乾杯をしても良いような気がしますが・・・。」

Aさん:「確かに、おっしゃる通りですね。

    そういえば、マネージャーから 『遅れてごめん』 の一言も無かったです。」

私:「えー、そうなんですか?」

Aさん:「実は、マネージャーの発言で、もっと驚いたことがあるんです!」

    私が転職を決断した瞬間です。」

さて、そのマネージャーは、どのような発言をしたのでしょうか。

続きは、明日の 「後編」 にて。

(本日の1枚:後編までブレイクタイム)

以上、大東利恵でした。

「土の中の水道管

高いビルの下の下水

大事なものは

表に出ない」                                             みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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