「大東です:ザ・ハラスメント上司(前編)」
本日のブログは、副社長の大東(だいとう)に書いてもらいます。
武谷 広人
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こんにちは。大東利恵(だいとうりえ)です。
大東利恵コンサルタント情報(Linkedin)
本日は、私がブログを担当します。
どうぞよろしくお願いいたします。
2年前にご転職相談をいただいたAさん。
その時は 「 もう少し現職で頑張ります!」 と現職にとどまられたのですが、
先日ご連絡をいただき、久しぶりにお会いしました。
私:「お久しぶりです!昨年リーダーになられたそうですね。」
Aさん:「はい、でもリーダーは1年で降りまして、今年の1月からは1コンサルタントです。」
私:「そうなんですね。何かあったのですか?」
Aさん:「はい。リーダーと言っても管理職ではないため、メンバーの育成や相談には乗りますが、
チーム方針などは上司のマネージャーが決めますし、権限はありません。」
私:「確かにそうですね。」
Aさん:「でも、私としては頑張らねばと思って、自分が先頭に立って業績を作ってきました。
それに、マネージャーは複数のグループを兼務しているため、
できる限り私がメンバーに時間を割いて、橋渡しをしてきたつもりです。」
私:「立派ですね。」
Aさん:「ただ、私は性格上、メンバーに対して強く接することが苦手で、
どちらかというと、皆で意見を出し合い、協力し合いながら、
グループとして業績を上げたいと思っていました。」
私:「なるほど。Aさんらしいですね。」
Aさん:「マネージャーは正反対で、とにかく圧力をかけて、仕事をやらせるタイプなんです。」
私:「これまで、そうやってうまくいってきたのでしょうね。」
Aさん:「でも、そのやり方が一概に悪いとは思っていません。
それで基礎体力もつきますし、自分が思っている以上に成長できます。
結果、お客様に貢献もできます。メンバーは疲れてはいますが。」
私:「確かにおっしゃる通りです。」
Aさん:「ただ、私にはリーダーは無理だと思ったのでしょう。
徐々に私への対応が強くなりまして、昨年後半からは、
何をやっても詰められるようになりました。
うまくいったことについては、全く取り上げてもらえなくなったんです。」
私:「それは辛いですね。」
Aさん:「仕事で詰められるのは、我慢できます。
頑張りが足りないからだと思いますし、もっと頑張ろうとも思います。
ただ先日、頑張っていた糸が切れました。」
私:「どうされたんですか?」
Aさん:「今年のグループでの新年会での事です。
19時半スタートだったのですが、マネージャーが仕事で遅れるという事でしたので、
予定通りの時間にメンバーと私でスタートしました。」
私:「スタート時間が遅れると、お店にも迷惑がかかりますしね。」
Aさん:「マネージャーが1時間遅れて到着しました。
その時は既に盛り上がっていましたし、
マネージャーも席について食べたり飲んだりして、和やかな雰囲気で新年会は終了しました。」
私:「なんだか特に問題なさそうな。」
Aさん:「ところが次の日です。マネージャーに会議室に呼ばれました。
マネージャーが 『俺が役員だったとしても、あんな態度なんだろうな』と言ったんです。」
私:「どういう意味ですか?」
Aさん:「私も最初は意味がわかりませんでした。
よくよく聞いてみると、
『 上司である自分が到着しても、あらためて皆で乾杯しようと誰も言わない。
おそらくこれは、自分じゃなくて、役員だったとしても、乾杯しようとしないのだろう。
これは、お前の教育が行き届いていないからだ。』 ということでした。」
私:「へー! それは驚きです。怖くなるほど権威主義ですね。」
Aさん:「その後1時間半、この話から派生して、私の教育がなっていないから、
このような組織風土になったのだと、延々と指摘をされました。」
私:「1時間半もですか!ちょっと粘着質ですね。」
Aさん:「確かに、本来は私が 『マネージャーが到着したよ!皆で乾杯しよう!』 と言うべきでした。
これは私に落ち度があります。」
私:「1時間遅れてきたマネージャーが、率先して乾杯をしても良いような気がしますが・・・。」
Aさん:「確かに、おっしゃる通りですね。
そういえば、マネージャーから 『遅れてごめん』 の一言も無かったです。」
私:「えー、そうなんですか?」
Aさん:「実は、マネージャーの発言で、もっと驚いたことがあるんです!」
私が転職を決断した瞬間です。」
さて、そのマネージャーは、どのような発言をしたのでしょうか。
続きは、明日の 「後編」 にて。
(本日の1枚:後編までブレイクタイム)
以上、大東利恵でした。
「土の中の水道管
高いビルの下の下水
大事なものは
表に出ない」 みつを
合掌。