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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「大東です。④女性コンサルタントの婦人科系問題」

「大東です。④女性コンサルタントの婦人科系問題」

本日のブログも、副社長の大東(だいとう)に書いてもらいます。

私とは全く違うテイストのブログなので、是非、お読みください。 

武谷 広人

こんにちは。大東利恵(だいとうりえ)です。

大東利恵コンサルタント情報(Linkedin)

本日は、私がブログを担当いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

全女性の方が経験している痛み。

それは「生理痛」です。

むかしは

公の場でこのような話題をするのはタブー視されていましたし

女性側も恥ずかしいという気持ちが強く

大きな声では話がされてきませんでした。

ただ、この数年

働く女性の増加や人権問題の流れからなのか

話題になることが多くなってきましたし

男性にもわかってもらおうという動きが出てきて

とても良いことだと感じています。

私も生理休暇を取得したことはありませんし

自分が管理職だった時、女性メンバーがたくさんいましたが

取得申請してきたメンバーはゼロです。

※生理休暇:労働基準法第六十八条

 「使用者は、生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは

  その者を生理日 に就業させてはならない」

厚生労働省の資料によると

2020年の女性労働者のうち、生理休暇を請求した方の割合は

「0.9%」だそうです。

※ご興味ある方は、こちらの資料をご覧ください↓

「働く女性と生理休暇について 厚生労働省 2023年9月28日」

タイムカードの休暇種類の一覧の中に

「生理休暇」 という文字があっても

「これを利用しよう」 という考えにまで及ばないというか

「取得しづらい」 という気持ちが大きいのだと思います。

暗黙のうちに私も

「取得しないのがあたりまえ」 と思ってしまっていました。

また

生理休暇取得時の 「給与の支払い有無」 については

企業側が決められるようなので

制度上、無給の企業の場合は、通常の有給休暇を使うほうが

働く側にとっては良いという判断もあるかもしれませんね。

女性パートナーがいらっしゃる男性の方々はご存じかもしれませんが

個人差があるとは言っても、本当に辛いんです!

ひどい時は、私も起き上がれないことがありますし

そんな時に限って、全社朝会の司会の日だったりして

薬を飲みながら這いながら会社に行く

とにかく自分との戦いです。

でも、やはり男性上司には言いにくいのです。

私も 「貧血がひどくて・・・」 と言葉を濁していました。

最近は

リモートワークやフレックスを取得できる人材紹介会社が多いですから

臨機応変な対応が可能かと思います。

一方で

企業訪問やご登録者との面談など

リアルな対面形式でのアポイントを増やしている人材紹介会社も多くあります。

女性コンサルタントにとっては、かなり辛い場面も多いはずです。

次から次に仕事が舞い込み

時間が無い時は、トイレにも行けないという事がままあります。

人材紹介業界は、女性の活躍率が高い業界のひとつです。

社員の半分は女性社員、という人材紹介会社も多いでしょう。

女性の婦人科系問題について

社員向けに啓蒙活動をしている人材紹介会社もあるかもしれませんが

是非、男性社員の方々には、理解を深めていただきたいです!

昨今は、生理痛VR体験デバイスを開発している企業もあるようですね。

ある企業で、男性社員が体験している様子がTVで放送されていましたが

一瞬で、苦悶の表情で、脂汗をかき始めていました。

以前

一緒に働いていた男性コンサルタントが

女性のご登録者と面談した後のことです。

帰り際に、その女性の方が言いづらそうに

「申し訳ありません。椅子を汚してしまいました・・・」

と、おっしゃったそうです。

面談前にお手洗いに行けなかったのか

相当辛い日だったのか、面談が長時間だったのか

何らかの事情があったのでしょうが

その女性は、途中でどうしても言い出せなかったのでしょう。

その方の気持ち、とてもよくわかります。

自社の社員だけではなく

ご来社された方への配慮も必要ですね。

面談が長引いた場合は

途中でさりげなく声をかけるなど

できることは色々ありそうです。

今回は、生理痛にフォーカスしましたが

不妊治療中の方や、婦人科系の病気を持っている方は

たくさんいます。

婦人科系の問題は、「健康かどうか」とは全く別の事なのです。

企業の経営幹部や管理職の方は当然ですが

男性社員の皆さんにも

女性特有の痛みを

ご理解・ご配慮いただければ幸いです。

以上、大東利恵でした。

「にんげんだもの」                                           みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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